僕とNIKKOR。αとNIKKOR。
今回はNikon AI AF Nikkor 28mm F2.8Dを使用して京都河原町周辺で撮影したスナップ写真と共にレンズについてまとめていく。
このレンズを使用することで、28mmという焦点距離に新たな感覚を感じることができた。
写真作例1|スナップ
まずはこのラーメン屋を撮影した写真。
暖簾(のれん)にピントを当てているが、とてもシャープで鮮明だ。
だが周辺減光は程々に発生していて、一つの味とも言える様子に仕上がっている。
場所の影響も大きいが、比較的歪みも大きく出ている。
だがそんなことはどうでも良くなるほど、色が優しくやはりフィルム時代のレンズだと感じさせてくれる。
赤が少し燻んだ色になり、発色は良いものの、どこか懐かしさを感じる色味に仕上がっている。
写真作例2|スナップ×建築
28mmという焦点距離は個人的にとても苦手な焦点距離で、今まで使ったことがほとんどない。
メインレンズとしてTamron 28-75mm F2.8 G2を使っているものの、28mmを使ったことはないと言っても過言ではないほど使わない。
そのため、個人的にはなぜ28mmがスナップレンズと言われるのか、いまだに理解できていなかった。
だがこの写真を撮影した時に少し28mmに対する考えが変わった気がする。
正直、筆者は100mm付近の画角が好みであり、前述の「28mm」に加え、「24mm」「35mm」といった定番の広角域がとても苦手である。
筆者がこの記事を書いて良いものかと思ってしまうほど苦手なのだ笑
だが実際使ってみるとこんなにも広いんだと感じると共に、こんなにダイナミックに写せるのかと感じさせられた。
写真作例3|スナップ
慣れていない感が否めないのは筆者だけなのかもしれないが、それにしても28mmで撮影することは本当に難しい。
だがそれをカバーしてくれているのはやはり色味だ。
NIKKORの色味とSonyのダークの色味がとてもマッチしていると感じる。
NIKKORの温かみのある色はSonyの寒色と合わせた時にとてもバランスが取れると気付かされた。
写真作例4|夜スナップ
日が暮れてからも街を歩いていると、酒屋の前にバイクが止まっていた。
なんだろう、この雰囲気は。
Sonyではあまり感じたことのない色味や質感を感じる。
すなわちNIKKORの色味なのだろう。
写真はレンズなのだと、また教えられた気がする。
何より28mmでも寄ればここまで大きく、そして背景をぼかして撮影できることに驚いた。
まとめ
今回はNikon AI AF Nikkor 28mm F2.8Dを使用して京都河原町周辺で撮影したスナップ写真と共にレンズについて語ってきた。
約10年ほど写真を撮ってきたが、やはりまだまだだ。
ある意味苦手という理由で逃げていた焦点距離のレンズのみを持ち出して撮影すると、ここまでも新しい発見があるのかと驚いた。
これからも様々なレンズを使っていきたいと思う。
そしてNIKKORの沼にハマりそうだ笑(元Nikonユーザー)
撮影機材
Sony α7III + Nikon AI AF Nikkor 28mm F2.8D
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