僕とNIKKOR。αとNIKKOR。
17歳の人間がNIKKORを語れるのかと…
それは難しいだろう。
数十年使っている方達に失礼かもしれない。
NIKKORレンズの長い歴史の中でここ10年だけ、少し踏み入れただけだ。
でも今回はそんな歴史のあるNIKKORレンズで撮影した写真について語っていきたいと思う。
撮影機材
SONY α7IV+Nikon Ai AF Nikkor 28mm
NikonHP https://www.nikon-image.com/products/nikkor/fmount/ai_af_nikkor_28mm_f28d/
ちょっと広めの画角が心地よい、気軽に使える広角レンズ 画角74°(FXフォーマット時)の画角を持つ広角レンズです。風景写真や建築写真からスナップ、旅行での撮影など、多彩な被写体に対応するスタンダードな広角の画角は、構図のスキルアップにも最適。軽量・コンパクトで、常用レンズとしてもおすすめです。 希望小売価格:46,750円(税別 42,500円) [引用 NikonHP]
焦点距離 | 28mm |
---|---|
最大口径比 | 1:2.8 |
レンズ構成 | 6群6枚 |
最短撮影距離 | 0.25m |
最大撮影倍率 | 0.17倍 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最大絞り | f/2.8 |
最小絞り | f/22 |
写真作例1
そもそもなぜこのようなレンズを持っているのか、と言われれば家にあったからだ。
新しく購入したわけではなく、亡き祖父のレンズとして約20年間眠っていたのだ。
このNIKKORレンズをマウントアダプターを変えしてSONYαのEマウントに接続した。
半年前までNikon機を約9年間使用していたが、この記事の筆者は映像にも力を入れていこうとSONY機に完全に乗り換えた。
だが、このNIKKORレンズだけ筆者の家に残った。
というわけで写真を見ていきたいと思う。
この写真は少しピントが甘い。
ピンボケしているというよりはピントが甘いという雰囲気で、ある意味柔らかい描写の写真とも言えるだろう。
周辺減光があり、トンネル効果を用いた写真が必然的に撮影できる。
周辺減光していることで、中心に目線を誘導することもでき、雰囲気のある写真に仕上がる。
写真作例2
この写真は京都市営地下鉄烏丸線の京都駅で撮影したものだ。
走り去っていく地下鉄を駅の柱から少し覗くようにしてみているような構図になっている。
28mmという画角はスナップで使いやすいとされているが、広いと感じつつも広すぎないサイズ感で撮影できるため、そう言われているのだろう。
筆者は広角より望遠気味の画角が好きなので、28mmという画角で撮影することには慣れていない。
そのため、いつもの画角より広く、被写体との距離感や構図が難しいと感じた。
写真としては前ボケ(前景)として駅の柱を入れている。
F2.8でも十分なボケ感を味わえる。
撮って出しでも色がよく出ていて、コントラストも高めだ。
Raw現象では青味の強い近未来的な色味に仕上げている。
写真作例3
地下通路から地上に伸びる階段。
そこを登る家族の影を撮影した写真だ。
この写真はF値を少し絞って撮っている。
F5.6ほどにまで絞ると、とてもシャープでさすが単焦点と言った感じだろうか。
光は柔らかいが、コントラストは高く、全体的に引き締まっているように思える。
写真作例4
バリアフリー化を開業当時から進めてきた京都市営。
この地下通路にもバリアフリーのスロープがあり、そこを撮影した写真。
汚れたコンクリートの壁に覆われ奥に伸びる道と高低差。
そこを蛍光灯が照らしている。
写真では前ボケとして中央にあるスロープの手すりを入れている。
ここではF2.8で撮影したため、前ボケのボケ具合も満足できる。
下の写真から色味がとてもよく、コンクリートの質感まで伝わってくる。
明るい部分から暗い部分まで綺麗で滑らかなグラデーションを描いていて美しい。
今回は暗かったためF2.8で撮影したが、全体にピントを合わせるために、F値を絞って撮影するのもアリだと思う。
まとめ
今回のレンズ、Nikon AI AF Nikkor 28mm F2.8Dは比較的新しいオールドレンズとして、とても使いやすく癖の無いレンズだと感じた。
癖は無くともオールドレンズの雰囲気は十分味わうことができ、淡い色味や少し柔らかい描写などを楽しむことができた。
コントラストは高めで、SONYのαとも相性が良い気がしたので、これからオールドレンズとして使っていこうと思う。
ちなみに今回使用したK&F conceptのマウントアダプターは少しボディーに装着する時に硬いように思えたが、特に問題なく使用でき、満足度の高い製品に感じた。
↓この後に行った旅にこのレンズを持っていきました↓
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