これは新しい、オールドレンズ。
タイトルの「これは新しい、オールドレンズ」という言葉、いや矛盾しとるやんって話ですが、なぜこの言葉を使ったのか。(関西弁が出てしまった)
それはこのレンズは1996年発売のレンズでオールドレンズとしては新しい方のレンズだからである。
そもそもレンズは何年経てばオールドレンズとなるのか…
正直わからないが、今の基準から考えて古いレンズ=オールドレンズと考えるのであれば立派なオールドレンズだろう。
オールドレンズの世界は100年前のようなものも存在するため、このレンズは新しいオールドレンズと言えるだろう。
(今回はSONYα7IIIにマウントアダプターを接続して使用した)
写真・作例1
何気ない日常スナップ写真が少し雰囲気の良い写真に仕上がる。
カメラのファインダーを覗くだけで楽しい。
雲の輪郭、空の色、建物に当たった夕日…
本当に柔らかく写し出されている。
写真・作例2
この空の色味は最新のレンズでは出せないと思う。
それくらい柔らかく、美しい。
道路のアスファルトの質感まで伝わってくる。
もちろん最新のレンズでも質感が伝わるほど綺麗で繊細は描写はできるが、このレンズは何か違う。
さすがCarl Zeiss、さすがオールドレンズ。
写真・作例3
柔らかいボケ感がとても美しい。
Raw現象で大きく色味は変えているが、この色や雰囲気は最新のレンズではなかなか表現できないと思う。
もちろん記者自身の技術不足の可能性も大きいが…
写真・作例ギャラリー
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まとめ
20年、30年が経ってもCarl Zeissのレンズであることに変わりはないと思わされたレンズだった。
とはいっても新しいCarl Zeissを体験したことのない記者にとってはこれ以上のことが言えないのが経験不足だと思う…
とにかくこのレンズは最新のレンズとは違う色味、質感、雰囲気を出してくれるオールドレンズだった。
たまにはこのようなレンズを使ってスナップ撮影などをしてみるのもとても面白そうだ。
(何より早くこのレンズでポートレート撮影をしてみたい笑)
というわけでCarl Zeiss Sonnar 90mm F2.8 「これは新しい、オールドレンズ。」だと言えるだろう。
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