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フィルムカメラ・オールドレンズ

オールドレンズ、ASAHI PENTAX 28mm F3.5が中々面白い話。

沼のオールドレンズの世界

筆者が前々からハマっているオールドレンズという世界。

オールドレンズはフィルムカメラの時代に作られていたレンズで、今の時代は安価に手に入れる事ができる。

そして、現代のレンズではあまり考えられないフレアやゴーストが出たり、オールドレンズならではの柔らかい描写は、見る者を魅了する。また、その名の通り一昔前のレトロな世界を現代で簡単に再現できる優れ物なのである。

また、安いもので数千円、高くても一万円前後で美品をGETできるコスパの良さから、一度手を出したら最後、沼へとダイブしてしまうのだ。

多くの人を魅了し、一時代を築いたレンズ達。

オールドレンズは様々なメーカーが生産をしていて種類が豊富。

今回の記事に挙げているASAHI PENTAXを始め、NIKKORやFUJINON、さらにはCanonやミノルタ(現 Sony)等、挙げ出したらキリがない程に沢山のレンズが生産されている。

ASAHI PENTAXとは

ASAHI PENTAXは、旭光学(現 RICOH)の初期メーカー名。

1964年にアサヒペンタックスSPというフィルムカメラを発売し、販売から10年間で約180万台を売り上げ爆発的にヒットし一躍有名となった。(僕が購入したアサヒペンタックスSPは二台とも故障しました。)

その中でもレンズは数が多く、今でも愛されているレンズばかりだ。

有名なもので言うと「Super Takumar 55mm F1.8」。

55mmという一般的な画角からこれからオールドレンズを始める方にはおすすめのレンズだ。

筆者はX-T3時代からSuper Takumar 55mm F1.8を愛用していた。

撮影をするとわかる、オールドレンズの楽しさ。

▲ Super Takumar 55mm F1.8のレビュー記事はこちら

ただ、55mmを半年使って感じたことがあった筆者。それは…

ちょっと画角狭くない?

ポートレート撮影などではとても扱いやすいが、日常で使用するには画角が狭いのだ。

(X-T3,X-H2はAPS-Cセンサーなので実際の画角は約82mmとなる)

広角でスナップを撮りたいなと思っていた私が目をつけたのは、

「Super Takumar 28mm F3.5」だった。

出会ってしまった、最高のレンズ。

Super Takumar 28mm F3.5、35mm換算で約42mm。

日常使いに持ってこいなレンズとして僕は愛用している。

私はこのレンズを3500円で購入した。

フォーカルリングを回すと中の数字(焦点距離がft,mで書かれている)が一緒に回転する仕組み。

絞りリングを回すとF値が調整できる。

オールドレンズを始める人へ

基本的にオールドレンズは基本的にMFレンズ(自分でピントを合わせるレンズ)なので注意が必要。

でも、より自分で撮影した写真として愛着が湧いてくるし、ピン甘(ピントが合っていない)の写真もエモい写真として味が出る。

そして、何より写真撮影が上達するので、写真を撮るのが上手くなる、その一歩として是非オールドレンズを使用してみて欲しい。

また、注意点として、ASAHI PENTAXのレンズは「M42マウント」が使用されているため、現代のカメラには直接使用できない。

そのため、別途「レンズアダプター」というものを購入しなければならない。

筆者はFUJIFILMのカメラを使用しているため、「M42-FX」(FUJIFILM Xマウント)のレンズアダプターを使用している。

またカメラ側のマウントはメーカーによって形が違うので、よく調べてから購入しなければならない。

(FUJIFILMだとXマウント、SONYはEマウント)

筆者は「K&F CONCEPT」というメーカーのレンズアダプターを使用しているが、+MonoライターのYuseiは「URTH」というメーカーのレンズアダプターを使用している。

URTHのレンズアダプターは見た目がシンプルでかっこいいという事もあり人気だ。

オールドレンズを始める方はレンズと一緒にレンズアダプターを買おう。

FUJIFILM Xマウント用

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Sony Eマウント用

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気になる写真作例

実際にSuper Takumar 28mm F3.5で撮影した写真作例を見てみる。

街のスナップに最適な28mmのレンズ。

オールドレンズで起こりがちな写真の輪郭が潰れる事なく、でも柔らかい描写はそのまま活かされたこのレンズは、気軽に使用しやすく、自信を持っておすすめできる。

光の当たり方等意識しながら撮影をしている。

開放のF値が3.5なので、そこまで大きくボケる事もなくピント合わせもしやすい。

もちろん近くの被写体を捉えるのもお手のもの。

ボケもしっかりと出ていて、値段からは想像できないような使用感を得られる。

ポートレート撮影も十分に可能。

広角ならではの様々な要素を詰め込んだ写真が撮影できる。

撮影をしながらクリスマスの道頓堀へ。

看板等もちょうど良い広さで撮影できている。

撮影をしていて、レンズへ思っていたことは

非常に扱いやすく、スナップには本当に向いていて使いやすい。

広角レンズであるが故、車や人が行き交う日常感まで鮮明に撮影できている。

かつ、オールドレンズならではの描写が加わってまるでフィルムカメラで撮影しているような感覚。

オールドレンズの沼はとてつもなく深い。

まとめ

オールドレンズは低コスパで購入・気軽に始める事ができ、カメラを始めて「新しいレンズを使ってみたい!」という人や、「何か物足りない」という人におすすめできる手を出しやすいレンズだ。

28mmの他にも、24mmや50mm、105mmに135mm等、単焦点レンズだけでも広角から望遠まで沢山の種類がある。

是非一度、オールドレンズに興味を持って、手に取って撮影をしてみてほしい、と筆者は思う。

自分の写真に新しい表現が加わる。

いろんなレンズで撮影を沢山して、撮影ライフを楽しもう。

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Oto

ライター

京都生まれ福岡育ち、京都市在住。 デジタルコンパクトカメラに触れ写真を知ったのち、Nikonの一眼レフを購入し、写真撮影を始める。 2022年に初のFUJIFILM機を購入し、さらなるカメラの沼へ。 写真撮影はスナップを中心に、ポートレート撮影など様々。 【詳しくは +Monoについて をご覧ください。】

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