シネマカメラとCarl Zeiss。
シネマカメラというと大袈裟ですが、Cinema Lineのカメラとして発売されてるSony FX30とCONTAXのCarl Zeiss Planar T*45mmF2を組み合わせてスナップへ。
最近は ほどほどにクセのある組み合わせで写真を撮ることが1番楽しいと考えている筆者が、この組み合わせで撮影した写真と共に少し語っていきます。




日中の街スナップ

京都 出町柳駅周辺で少し時間を潰しながら街スナップ。
青緑(黒?)のような街灯と、青の服、青の自転車、そしてアスファルト。
そこにSony FX30のクリエイティブルック「FL」が組み合わさり青で構成されたこの写真は、このレンズでないと表現できない少し淡い雰囲気のある青に仕上がっているように感じます。
Sonyのカメラは青が強く出過ぎる気がしている筆者ですが、この淡い青は大好物です笑

綺麗な玉ボケというわけではありませんが、六角形のボケはとても美しく、程よく滲むようなボケ感がまたこのレンズの良さだと気付かされます。
赤から青・緑まで発色良く表現されているのはレンズなのかカメラなのか…
Sony FX30はAPS-Cセンサーのカメラということで、焦点距離は1.5倍となり45mmのレンズは67.5mmのレンズと標準より少し狭い中望遠域のレンズとなっています。
この約65mmという焦点距離がとても不思議な感覚で、少し寄った程よい距離感を感じさせてくれます。
(余談ですがSIGMA Iシリーズの65mmF2のレンズはこの感覚に近いということですね、欲しくなるなぁ…)


鴨川デルタへ。
この日は9月下旬とは思えない日差しの強い暑い日でしたが、このレンズを通すととても柔らかい温かみのある光に見えます。
それにしても奥行き感がとても感じられ、とてもびっくりしました。
このレンズは発売から約30年を迎えようとしていますがさすがCarl Zeiss、シャープさは今でも通用すると感じます。
キレのあるシャープさと滲むようなボケ感が、空気感と立体感を生み出しているように思います。

夏の終わりの手持ち花火

ここ数年は毎年夏に花火を楽しんでいますが、今年も9月下旬に楽しんだということでギリギリセーフ…?でしょう。
筆者が所有しているCarl Zeiss Planar T*45mmF2は少しカビやクモリがあり、完璧なコンディションといえるレンズではありません。
ですがそのクモリがシャープさと柔らかさを生んでいるはずです。
この写真を撮る際には特にソフトフィルター等を使用していませんが、このフワッと感です。
ブラックミストフィルターやソフトフィルターのような効果が得られています。

花火の最後はやはり線香花火ということで、線香花火の写真も1枚。
写真を撮るには小さくとても暗い線香花火でしたが、可愛らしさのある線香花火だったように思います笑
開放F値がF2と明るいレンズだと思いますが、このサイズの光源だと流石に線香花火しか綺麗に写せませんでした。
それと何よりこの暗さでのAPS-Cセンサーは流石に厳しかったです…

まとめ



今回はSony FX30と、Carl Zeiss Planar T*45mmF2を組み合わせてスナップを撮影し、語ってきました。
このレンズはレンズ本体にフォーカスリングがないという特殊なレンズとなっているためマウントアダプターにフォーカスリングがついており、設計上リングが細く操作性が高いとは言えませんが、時間をかけてゆっくり写真を撮ることができるのであればとても楽しいレンズです。
趣味として所有するCarl Zeiss Planar T*45mmF2はどこか所有欲を満たしてくれる気がしています。
そんなレンズをSony FX30と組み合わせると、クセの強い組み合わせの完成です。
写真ライフに一味加えるなら、このセットもなかなか面白いものです笑
ここまでお読みいただきありがとうございました!

使用機材
カメラ|Sony FX30
レンズ|Carl Zeiss Planar T*45mmF2

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