モノづくりとユーザー。
今回の記事は完全に雑談なので話半分でお読みいただきたいのですが、今カメラ界隈で騒がれているLUMIXの件について、筆者は普段このような話題にはできるだけ乗らないようにしているのですが、今回に関しては思うことがあるので少し語らせていただきます。
誰かを賛否したいわけではないですが、この記事に不適切な内容が含まれていた場合は申し訳ありません。
このような記事が苦手な方はそっとブラウザバックをオススメします…
それでは詳しくお話しします。
LUMIXの件について
今カメラ界隈で騒がれているLUMIXの件というのは主に2つのことだと認識しています。
Panasonic LUMIXからLUMIX S9が発表され、❶ SNS(主にX)でLUMIX S9について様々な意見が飛び交っている。 ❷ LUMIXの公式製品ページで使用されている写真がストックフォトの写真でLUMIXとは無関係だった。 という2つです。
❶のSNS(主にX)でLUMIX S9について様々な意見が飛び交っている。に関しては筆者がカメラに対して何かを言うことはありません。
正直、筆者はこのような新しいカテゴリーのカメラとして登場したカメラに色々とあれが無いこれが無いと言うよりは、こんな新しいカメラが出た!と受け入れる方がユーザーにとっても良いのでは…?と考えている次第です。
何かを生み出し、世に出すことは想像以上に難しいと思いますし、何より大きな企業になればなるほど複雑に方針が絡み合ってくる思うので、新たな製品が出てきただけで喜ぶスタンスも悪くはないかと思います。(もちろん悪いモノは悪いと言わないといけませんが)
ちなみに筆者はLマウントユーザーなので、新しいカメラを開発しているLUMIXはとても嬉しいです。

ここで主に取り上げたいのは❷のLUMIXの公式製品ページで使用されている写真がストックフォトの写真でLUMIXとは無関係だった。ということです。
簡単に言えば「写真販売サービスのストックフォトで販売されていたLUMIXに関係のないカメラで撮影された写真をLUMIX公式が購入し、LUMIXのカメラ・レンズで撮影されたかのように掲載されていた」ということです。
それも、他メーカーのカメラやレンズで撮影された写真からセンサーサイズが異なるカメラで撮影された写真、焦点距離が確実に異なる写真など、本当に多種多様な写真が使用されていました。
私はLUMIXユーザーではありませんし、外から何かを言う筋合いもないのですが、これに関してはカメラを作るメーカーとして、いや、モノを作るメーカーとして誠実さに欠けると言えると思います。
正直、残念でならないわけです。
カメラやレンズは人生を変える力があるモノ。
なぜ公式の製品ページでストックフォトを使用してはいけないと思うのかについてですが、もちろん「消費者を惑わせる行為・強く言えば騙す行為になりうるから」ではあるのですが、私はクリエイティブなプロダクトほど誠実であってほしいと思うからです。
そして、カメラやレンズなどのクリエイティブを生み出すモノは人生を変える力が確実にあると思うからです。
少し大袈裟かもしれませんが、本当にそう思っています。
筆者はまだ幼い頃にコンデジを親に貸してもらったことから「写真を撮る」ということを始めました。
その後、初めて一眼レフを買ってもらったとき、本当に何でも撮れるような気がしていたことを覚えています。
その当時はNikonの一眼レフだったので、Nikonの製品パンフレットを何度も見てはもっと上手くなったらいつか撮りたいと思っていました。
こんな感じの人が少なからず居るのではないでしょうか。
もちろんカメラだけではなく、PCなどもそうです。
iMacが家に来たときには、このiMacがあればどんなものが作れるのだろうと夢が広がっていきました。
あのときにあのカメラやPCなどのクリエイティブなモノと出会っていなかったら、筆者が美術・芸術大学に通うことは無かったはずです。
パンフレットや製品ページを見て、そんな人生を変える可能性があるモノを買いたい人・買った人々が必ず居るはずです。
そんな重要な場所に掲載している写真が、全く関係のないカメラ・レンズで撮影されていた写真だったとしたらどうでしょうか。
重要なのはストックフォトを使用していたという事実はもちろんのこと、なぜそれでOKになってしまったのか、なぜユーザーに対してそれで良いと思ったのかということだと思います。
サイトの制作や更新が外部に委託していたとしても、さすがに管理不足だと思います。
そして何よりクリエイターに撮影してもらった写真を使用すればいいもののストックフォトを使うという行為は、クリエイターに対して本当に失礼なことだと感じました。
良いモノは良いモノとして。
今回の件はLUMIXのカメラが悪かったのではなく、マーケティングに大きな問題があったと言えます。
良いモノを作ろうと必死に取り組んできた技術者やデザイナー、現場のあらゆる人が居るはずですが、マーケティングがこのようなストックフォトで構成された製品ページだと、本当に残念で悔しいと思います。
全ての人に対して、良いモノは良いモノとして胸を張って発表・販売してほしいです。
最後に
今回はPanasonic LUMIXの公式製品ページでストックフォトが使用されていたという件について筆者の意見を述べさせていただきました。
この記事では全体的に強い言い回しになってしまっているかもしれませんが、これに関しては本当にカメラメーカーがやっていいことではないと思います。
他メーカーのカメラで撮影した写真を購入して自社のプロモーションページに使用するなど、レビュアーでも許されない行為なのではないでしょうか。
Lマウントユーザーの筆者は少しLUMIXにも興味を持っていましたが、ここに来てこのような状況となるとすごく残念です。
様々な原因や事情があってこのような事になっているのかもしれませんが、今回に関しては改善していただきたいですね。(すでに製品ページの写真は修正や表記の調整などが行われています)
ストックフォトを使用したという事実の根底にあるクリエイティブへの考え方が重要なのではないかと素人なりに思いました。
筆者も学ぶ事が多い一件になったと思います。
アイキャッチ画像|LUMIX S9 製品ページより引用
小さくても本格的に撮れるフルサイズ一眼|https://panasonic.jp/dc/products/DC-S9/feature.html(2024/05/30 閲覧)
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