コンパクトデジタルカメラ=スマホカメラ
初めに結論から。
スマートフォンは高級コンデジ「モノクロ」カメラとして使える!
ということです。
詳しく掘り下げていきましょう。



撮影機材
Nothing Phone (1)
そもそも高級コンデジとは
コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)をご存じでしょうか。
スマートフォンがこの世に出てくるまでは写真を撮影するためのカメラとしてコンデジがよく用いられていました。
コンデジとはレンズを交換することができないコンパクトなカメラのことです。
現在では高級コンデジというレベルのコンデジが人気のようです。

高級コンデジとはコンデジのようなコンパクトさでありながらも、Rawで撮影することができたり、明るいレンズが搭載されていたりと、しっかりと写真を撮れるコンデジとなっています。
まとめるとコンパクトでありながら、比較的レベルの高い写真を撮影できるカメラです。
写真作例と共に

この写真はNothing Phone (1)で撮影した古川町商店街の写真です。
前提として今回の写真は全てRawで撮影しています。
撮影後にLightroom Classicで多少の明るさ調整と、写真のモノクロ化をしています。
どうでしょう。
スマートフォンで撮影した写真に見えるでしょうか。
スマートフォンならではの広角レンズで撮影した写真は低アングルから撮影することでダイナミックに撮影することができますね。
レンズ自体も比較的良いレンズのようで、周辺の歪みなどもそこまで感じられません。
もちろん一眼カメラと比べるようなことはしませんが、一応出しておきます。


なぜモノクロにしているのか。
それはやはりスマートフォンのカメラではどうしても色が綺麗に出ないからです。
もちろん綺麗に調整したり、元から綺麗に撮影できるスマートフォンもあると思います。
個人的にはモノクロにすることで写りだけをしっかり見ることができるため、スマートフォンの写真はモノクロとして使うべきなのではないかと思っています。
撮って出し(何も加工・現像していない)写真も出しておきます。

右上にに赤色のフレアが出ているのが確認できます。
また光源の処理は難しいようですね。
またRaw写真なのでノイズの処理なども特に行われていないと思います。
そのため結構ノイズは目立っています。
これをモノクロにすると全体的に落ち着いてノイズ感も程よく見えるということです。

細かいことは置いておいて、最新の一眼カメラなどでは出せないノイズ感や写りをしていると感じます。
手前側の暗くなる道の光のグラデーションや、自動販売機の上のレンガ壁などの反射や描写も良いと思います。
こう見るとスマートフォンを高級コンデジのように使うのもとても面白いのではないかと思います。

この奥行き感を気軽に出せるのはスマートフォンだからなのかもしれません。
昼と夜
今回の記事では全て夜の暗い写真で見てきました。
それは明るいときのスマートフォンで撮影する写真は、もう特に言うことがないからです。
何より筆者は暗い写真ばかり撮影するので暗い写真で見てきました笑
暗い場所での写真はノイズが発生したり、光源の処理がうまくできなかったり…
ですがそんなところが逆にモノクロ写真では効いてくるのではないかとも思いますし、一眼カメラとの差別化をしつつ、スマートフォンを高級コンデジとして撮影に使用するきっかけにもなるのではないかと思います。


Rawで撮影したからといって一眼カメラのRawファイル程にまで色や明るさを調整できるわけありません。
そのため上記のような割り切り方をすると、とても良い新しい表現を手に入れることができるのではないかと思います。
まとめ
初めに述べたように、スマートフォンは高級「モノクロ」コンデジとして十分に使えると思います。
今回の記事ではあくまでスマートフォンで撮影した写真という大きな括りで話をしてきました。
といっても、カメラ機能がとても良い高級なスマートフォンから比較的安価なスマートフォンまで様々なので、全てのスマートフォンカメラにこの話が当てはまるとは言えません。
ですが、ノイズ感などをうまく使うことができるのはモノクロであり、質感を楽しむこともできるのではないかという提案になれば幸いです!
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