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Apple Watch Series 10 レビュー|5年の進化、S5からの乗り換えは大きい。

大きく薄くなった美しいApple Watch、Series 10。

今回は、2024年9月20日に発売された、薄く新しいデザインになったApple Watch Series 10(42mm アルミニウム)をレビューしていきます。

筆者は今までApple Watch Series5を約5年間使用しており、Series 10が登場したタイミングで更新を検討していました。

この記事では特にSeries 4や5などの古くなってきたApple Watchをお使いの方に向けて、体感的なファーストインプレッションレビューをお届けします!

結論、Apple Watch Series 10の完成度はとても高く、旧機種からの乗り換えは大いにアリです。

詳しくみていきます!

Apple Watch Series 10は、薄型化と新デザインが特徴の最新モデルです。メリットとして薄くなった本体や性能向上が挙げられる一方、高価格やバッテリー持続時間の改善がないことがデメリットです。Series 4〜6ユーザーには特にオススメでき、筆者としては42mmモデルがおすすめです。全体として、Apple Watch Series 10は完成度が高く、多くのユーザーにとって魅力的な選択肢となる製品です。

AIによる要約
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Apple Watch Series 10について

概要

まずは軽くApple Watch Series 10(以下 Apple Watch 10・S10)の概要をまとめます。

  • 約10%薄いボディ
  • 42mmと46mmへとサイズ変更
  • 46mmモデルは史上最大のディスプレイ
  • 広視野角のOLEDで斜めからの視認性向上
  • ステンレスモデルはチタニウムへ変更
  • アルミニウムモデルに新色ジェットブラックが追加
  • 常時点灯ディスプレイの更新頻度が1分から1秒へ
  • 水温・水深センサー搭載
  • より早い高速充電に対応
  • 単体での音楽再生に対応
  • デザインの細かな変更

筆者としてはApple Watch 10に、薄くなったこと・ディスプレイの視認性向上・デザインの細かな変更と、Apple Watch 5からの5年分の進化を期待して購入しました。

購入したモデルと理由

今回筆者が購入したのは、Apple Watch Series 10 42mm アルミニウム シルバーです。

最大サイズのディスプレイが搭載された46mmモデルも良いですが、今まで44mmのS5を使用していて少し大きいと感じていた筆者には大きすぎると判断したため、今回は42mmの小さい方のモデルを選択しています。

また、チタニウムモデルが登場しましたが、セルラー契約を行わないことや、性能に大きな差がないこと、価格を考慮してアルミニウムモデルを選択しました。

新色のジェットブラックはとてもカッコいいですが、シルバー信者なので大人しくシルバーを選択しています。

すなわち、Apple Watch 10の比較的わかりやすいアップデートはほぼスルーしてしまっています…。

メリット

薄いは正義

Apple Watch 10のメインのアップデートともいえる本体の薄型化。

実際に手に取り、腕につけてみると薄くなっているのがわかるほど確実に薄くなっており、装着感が良くなっています。

正直びっくりするほど薄いというわけではありませんが、Apple Watchのようなすでに小さなデバイスで薄型化されるのはとても好印象です。

薄くなることで腕につけた時の出っ張りが減り、よりスマートに見えます。

長袖の服を着た際の袖への引っかかりも低減されそうです。

新しいデザインが美しい

新しいデザインになったApple Watch 10は、より角が丸く、そして正方形に近づいたアスペクト比に変更されています。

より時計らしく可愛らしいデザインへと変更され、Apple Watchのシンプルで美しいデザインがより美しく洗練されたように感じます。

アルミニウムのGPSモデルは、フレームから背面まで一体成形のアルミニウムで包み込まれており、開封した際に思わず感動したほど美しい仕上がりです。

また、サイドボタンがフレームと滑らかにつながる形状に変更されており、フレームの美しさがより際立っています。

今までのApple Watchと同様に、ディスプレイからフレームの滑らかな接続も美しいです。

Apple Watch 10でより滑らかで美しいデザインに変更されましたが、がっしりとしたカッコいいデザインが欲しい方はApple Watch Ultraの選択肢もあるため、より差別化できて良いと思います。

性能が確実にアップ

あくまでApple Watch 5との比較になってしまいますが、性能が確実にアップしており、ちょっとした操作でサクサク感がまるで異なります。

今まで以上に指に吸い付くような滑らかな反応がwatchOSとの相性抜群で、とても気持ちが良いです。

また、Suicaの反応スピードが格段にアップしており、コンビニや改札など、日常のタッチ決済がよりスピードが速くなりました。

今までは少し反応が遅い時や、Suicaが起動しないなど、少し引っかかりがある時がありましたが改善されているように感じます。

コンビニで決済ができない時の気まずさを減らしてくれるのでありがたいですね笑

42mmのポテンシャルが高い

先述の通り、筆者は42mmのモデルを選択しましたがこの選択は確実に正解でした。

というのも、42mmというサイズはApple Watch 3まで大きい方のサイズでした。

Apple Watch 10では小さい方のサイズとなった42mmですが、小さすぎず大きすぎず、画面も見やすく操作も苦痛でないサイズ感だと感じました。

今まで44mm(S5の大きいモデル)を使用していた筆者としては、操作性や視認性を下げることなくサイズダウンを実現することができたため、最適解となりました。

その他

その他にもディスプレイの視認性向上したことで、斜めから見た際の視認性が良くなりました。

腕を上げることなく時間を確認したい際に、常時点灯と合わせることでより時計らしくなったアップデートです。

また、単体での音楽再生はどこまでの需要があるのかまだわかっていませんが、音質は意外と良く、さすがAppleだと感じさせられました。

急速充電もあって損はないアップデートだと感じます。

デメリット

価格が高い

Apple Watch 10の最低価格は59,800円と、決して安くない価格だと感じます。

この価格を出すほどの価値が無いとは思いませんが、価格を抑えるために中古品を購入する・Apple Watch SE(34,800円)を購入するなどの選択肢があります。

少し価格を抑えて購入したとしても、Apple Watchでできることはそこまで大きく変わらないと感じているため、Apple Watch 10は価格がデメリットだと思います。

ちなみにチタニウムモデルを選択すると最低価格が109,800円となります。

より小さなモデルがない

Apple Watch 10は大きく薄くなったことが注目されていますが、これは小さなApple Watchが無くなったとも言えます。

女性や筆者のように手首の細い人、あまり大きな時計を付けなくない人など、小さなモデルにも需要があるはずですが、今回は小さなモデルが42mmとなったため、現行機種で小さなモデルが欲しい方はSEを選ぶ必要があります。

バッテリー持ち

バッテリー持ちはApple Watch 5と比べても変化がなく、18時間のバッテリー持続となっています。

ちなみにApple Watch 1から18時間となっているため、10年間バッテリーの持続に関する進化は見られません。

18時間というバッテリー持ちは1日持たないということで、未だApple Watch(Ultraを除く)はバッテリー持ちが悪いスマートウォッチと言えます。

正直なところ、薄くなるよりバッテリー持ちが良くなる方が嬉しい…気がしています。

ですがApple Watch 5から乗り換えた筆者としては、S5のバッテリーがとても劣化していたため、バッテリー持ちの悪さが一時的に解決されました。

ちなみに、Apple Watch 9から低電力モードが搭載されているため、このモードをONにするとスペック上は36時間持続します。

S10の進化とApple Watchとしての進化

最後のデメリットは、筆者の完全な個人的な意見となりますが、Apple Watch 10の進化とApple Watchとしての進化についてです。

Apple Watch 10は今までのApple Watchの中で1番といえる完成度で、実際に購入してとても満足しています。

Apple Watch 10の進化や、S5と比べた時の差はとても大きなもので、Apple Watchユーザーとしては日々の生活がより良くなることは間違いありません。

ですが、Apple Watchというデバイスを見た際に、Apple Watch 10は今までのApple Watchとそこまで大きな違いがなく、目新しさを感じにくくなっていると感じています。

Apple Watchというデバイスが日常の中でどのような役割を担い、なぜ必要でなぜ更新する必要があるのか、筆者には少し疑問が湧き始めています。

Apple Watch 10はとても良い進化を遂げましたが、“Apple Watch”にはこの先も使い続けたいと思えるスパイスを求め始めている時期なのではないかと思います。

まとめ

今回は、大きく薄く、より美しいデザインへと進化したApple Watch Series 10をレビューしてきました。

初代の発表から数えて10周年となるApple Watch 10は、今までで1番安定したApple Watchであり、1番の完成度と言えます。

これから数年間このApple Watch 10で、毎日のように時間を確認し、決済を行い、カレンダー・リマインダーをチェックし、時にワークアウトを行い、睡眠ログをとる、そんな生活を豊かにするデバイスとして活躍してもらおうと思います。

Apple Watch 10ですが、S4・S5・S6を使用している方は乗り換える価値が大いにあると思います。

S7・S8・S9を使用していて、特に不満を感じていない方はもう少し待ってみても良いかもしれません。

筆者としては小さい方の42mmモデルがオススメです!

ここまでお読みいただきありがとうございました!

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Yusei

Yusei

運営・ライター

京都生まれ大阪育ち、京都市在住。幼い頃にNikonのコンパクトデジタルカメラに触れ、写真を撮り始める。小学生の頃にNikonの一眼レフを購入し、写真撮影を始める。高校入学と共にカメラを本格的に使い始め、映像制作も行う。写真撮影はスナップからポートレート、記録・風景・鉄道など様々。

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